本日無事に「Rom cassette Disc In HOT-B」発売することが出来ました!
これもお客様、関係者様、スタッフのおかげです。
改めてありがとう御座います!
そんなこんなで、今週末には次回作の発表があったりします。
今年は昨年よりペース早めなリリース展開を目指しておりますので
ご期待下さい!
さて、たくさんのレーベル様が見える中、「ゲームサントラ」ってどうやって
収録、編集しているのだろう?とお思いの方も見えると思います。
最近のゲームですと、元々音源があったりなど(それはそれで別の作業がありますが)しますが、一から録音し、編集して、綺麗にして、曲名を付け・・・等々の作業が発生します。
そこで、不定期連載(3回ぐらいで終わりそう)にて、こういった流れを解説させて頂こうと思います。
また、あくまでクラリスディスクverなので、他のレーベル様や個人の方とは環境が違うかもしれません。
元々、始めた時から今まで全て手探りでしたので。。。そして、完成した音が全てで正解なんて無いのが、音楽ですよね。
■機材編
クラリスディスクの収録の多くは個人スタジオで行っております。
もちろん、元ソースはニューファミコンやメガジェットなどのゲームハードになりますが
こちらは、音の良し悪しとは別の意味でいろいろといじくっておりまして、本日は割愛します(笑)
まず、ゲーム機から音を出しそれを
プリアンプ兼DIに通します。
使用機材は
・System 9098 DMA (AMEK)
あのニーブが作った伝説的DIです。
ファミコンの音を通していいのだろうか(笑)
そして、次にDIからミキサーへ
使用機材は
・Delta DLX (Soundcraft)
Soundcraft時代のセミヴィンテージ品です。
チャンネル数なんて無いのに。。。(笑)
ミキサーのRec OUTからADコンバーターへ
使用機材
・Aurora(Lynx Studio Technology)
こちらは、ADコンバーターとしての使用もさておき、精度の高いマスタークロックを配給していたりします。
現代的なドンシャリサウンドというよりも、中帯域が美しいタイプの音です。
・マスタークロックについて
そしてADAT接続でオーディオインターフェイスへ
使用機材
・2882 "DSPモデル(Metric Halo)
次にこれらの機材より音に違いの出るケーブルはBelden 88760などなど、自作。
ワードクロックケーブルはAS-808R
最後にノイズが天敵のゲームサントラで大切な電源ケーブルとタップはSAEC製です。
タップは・こちら
ということで、うちのエンジニアaurtasスタジオのクラリスディスク用環境はこのようになってます。
ここまで、「どや!」いろいろと紹介しましたが、ここまでたくさん通さなくても高音質のサントラは作れます!(笑)
ただ、少しずつの違いの積み重ねが大切なので、決して無駄ではありません。
特に電源やケーブルは重要!!
そして、出来の8割以上を占める!めちゃくちゃ重要な次回は、PC、ソフト関係のお話になります!
プラグインの紹介などもします。
興味の無い方は、すいません。続きます。